所得税及び消費税の税務調査の状況
こんにちは。秋吉会計事務所の坂之下です。
今回の記事は、番外編として個人の方に対する税務調査の件数について取り上げたいと思います。
国税庁のホームページで平成25年7月から平成26年6月までの税務調査の実績が公表されました。
福岡県内で個人の方を対象とした税務調査の件数は以下のようになりました。
①所得税
・不正に所得税が少なくなるように申告した人の中でも、特に金額が大きいか、悪質であると見込まれる人に対する実地調査(特別調査、一般調査といいます。)…2,551件
・わざとではないが、申告漏れとなっていた所得がある人に対して、短期間で行われる実地調査(着眼調査といいます。)…3,397件
・単純な計算間違いや所得控除の適用に間違いがあった人に対する、文書・電話又は来署による面接での簡単な調査(簡易な接触といいます。)…33,975件
・合計…36,784件
②消費税
・特別調査、一般調査による調査件数…1,660件
・着眼調査による調査件数…119件
・簡易な接触の件数…2,575件
・合計…4,354件
所得税の調査件数に関しましては、個人の経営者だけでなくサラリーマンの方の年末調整に関しての件数も含まれており、消費税の調査については個人の経営者のみを対象としております。
平成24年2月時点で、福岡県内の個人事業所は86,617件ございました。
消費税の調査件数は福岡県内の個人事業所の数の約5%、つまり20件に1件の割合で何らかの調査が入っております。
意外と多いですね。